
◆2016年度 応募作品一覧
◆写真コンテスト2016
たくさんのご応募ありがとうございました。
2016年オープンキャンパス写真コンテストでの審査の結果をお知らせします。

撮影場所:淡路島・絵島 淡路島の絵島で見られる褐鉄鉱沈殿砂岩層で、絵島は国生み神話に伝わる「オノコロ島」だとされる場所の一つとなっています。この地層は約2000年前に堆積した砂岩層が風化して節理ができた後、その節理に沿って地層中の鉄分が酸化・沈殿した層と考えられています。また、奥に見えているのは明石海峡大橋です。

撮影場所:ゲンゲレゲンゲレ峡谷(タンザニア) タンザニア中央部ウサガラン帯の大ルアハ川支流の渓谷に沿って古原生代の変成珪岩の険しい崖を両岸とした深い峡谷が続く。少雨期、このゲンゲレゲンゲレ峡谷では、V字型の赤道直下の強烈な日差しが谷底に堆積した熱帯赤色土を照りつけ、雨季の増水のたびに洗われた変成珪岩の露頭がその強い日差しを照り返す。

宇宙塵を電子顕微鏡で観察してみると花のような模様が見えました。宇宙塵とは地球に降り注ぐ宇宙の塵です。その直径はだいたい髪の毛の太さ以下の大きさです。宇宙塵一粒の化学組成は太陽の化学組成とほぼ同じで、宇宙塵を研究することは初期太陽系の様子を知る上で重要です。とても綺麗でした!

伊豆大島は活発な活火山であり、これまで多くの爆発的な活動を繰り返してきた。写真は、それらの活動によってもたらされたテフラ(火山灰)がよく保存された地層大断面を写したものである。バウムクーヘンのような地層の積み重なりが奥まで続いており、見ているだけでお腹が空いてくる1枚である。

岩手県久慈市内間木洞 2011年3月撮影 岩手県久慈市にある内間木洞で、冬季にのみ形成される「氷筍」。天井から滲みだして落下した水が、洞穴内の気温が低いために氷となり積み重なるように成長する。

2016年3月12日撮影。目指すは平成新山。3月の九州ですが、前日降った雪であたりは真っ白。樹氷のアーチの中をせっせと歩きます。

重いコアの入った大量のケースを運び終え、一息ついて談笑。皆思い思いに観察している。 石だから当然ではあるが、コアがこんなに重いとは思わなかった…。

この写真は昨年12月、プランクトン採集のために訪れた沖縄の瀬底島で撮影しました。 海には魚やクジラなどの大きな生物だけでなく、顕微鏡サイズのプランクトンがたくさん漂っています。その中のいくつかは化石となり長い時間をかけて海底に降り積もります。 これは微化石と呼ばれ、地層の年代や当時の環境を教えてくれます。瀬底島(沖縄県国頭郡本部町)の瀬底ビーチにて撮影

2015/8/11 青森県むつ市恐山 家族旅行で青森の恐山を訪れた時に撮影しました。恐山は今現在も活動している火山で、「地獄」と呼ばれるところでは荒々しい岩肌から亜硫酸ガスや硫黄泉が噴き出しています。火山ガスの影響で草木は生えていませんでしたが、代わりにガスの噴出口の近くで硫黄が析出して、美しい「花」を咲かせていました。

熊本地震に伴ってとあるゴルフ場の駐車場に生じた地割れ。 断層のズレで生じる地割れもあるが、地滑り(いわゆる土砂崩れ)に伴って生じる地割れもあるため、注意深く周囲を観察する必要がある。 熊本の場合は大規模な地滑りが多発したために、地滑り性の地割れが各所でみられた。

研究室の新4年生と一緒の野外調査での一コマ。午前中は土砂降りでしたが、山を登るにつれて雨が上がり、山頂に着く頃には快晴になりました。辺り一面が軽石に覆われており、植生がないため見晴らしが最高で、隣の山がめちゃくちゃきれいに見えました。

富士山のスコリアを電子顕微鏡で観察してみると、ミッキーのような形をした斜方輝石を発見しました。岩石中の鉱物や組織をよく見てみると他にも面白い形があるかもしれません。

空から降ってきた火山灰に遭遇したことはありますか? 灰という名前から炭をイメージする 方もいらっしゃるかもしれませんが、細かい火山灰の正体は、実はガラスのかけらです。もし火山灰に降られることがあったら、くれぐれも目に入らないように気をつけてくださいね。 (撮影:実体顕微鏡、左:照射光、右:透過光)

浅間の火砕流のブロックをSEMで観察すると、ちょっと不気味な顔をした輝石ちゃんがいました。

6月の北海道巡検にて撮影した写真です。幌満は、高温高圧の上部マントルから押し上げられてきたきわめて新鮮なかんらん岩が露出していることで世界的にも有名です。悪天候の中、かんらん岩の露頭に果敢に挑戦する友人の姿をカメラに収めました。
・審査員特別賞-フィールド写真部門
『ゲンゲレゲンゲレ峡谷』
撮影者:辻森 樹(教授)

撮影場所:淡路島・絵島 淡路島の絵島で見られる褐鉄鉱沈殿砂岩層で、絵島は国生み神話に伝わる「オノコロ島」だとされる場所の一つとなっています。この地層は約2000年前に堆積した砂岩層が風化して節理ができた後、その節理に沿って地層中の鉄分が酸化・沈殿した層と考えられています。また、奥に見えているのは明石海峡大橋です。

撮影場所:ゲンゲレゲンゲレ峡谷(タンザニア) タンザニア中央部ウサガラン帯の大ルアハ川支流の渓谷に沿って古原生代の変成珪岩の険しい崖を両岸とした深い峡谷が続く。少雨期、このゲンゲレゲンゲレ峡谷では、V字型の赤道直下の強烈な日差しが谷底に堆積した熱帯赤色土を照りつけ、雨季の増水のたびに洗われた変成珪岩の露頭がその強い日差しを照り返す。

宇宙塵を電子顕微鏡で観察してみると花のような模様が見えました。宇宙塵とは地球に降り注ぐ宇宙の塵です。その直径はだいたい髪の毛の太さ以下の大きさです。宇宙塵一粒の化学組成は太陽の化学組成とほぼ同じで、宇宙塵を研究することは初期太陽系の様子を知る上で重要です。とても綺麗でした!