
◆2015年度 応募作品一覧

手前の茶色い層は日本海が形成され始めた頃に堆積した砂岩層, その奥の薄い色の層は礫岩で形成されています. 一番奥に広がるのは現在の日本海です. あ、一番手前はコンクリートです(笑)

グランドキャニオン(右手側)は標高約2000mのコロラド高原(左手側)をコロラド川が侵食してできた地形である。グランドキャニオンと言われると崖や谷のイメージが強いが、グランドキャニオンにたどり着くまでの道のりやヘリコプターからの景色から、その裏側には広大な平原が広がっていることが分かる。

深海底堆積物に含まれる,中新世(2,300~530万年前)の浮遊性有孔虫化石.海洋プランクトンである浮遊性有孔虫は微化石の一種であり,年代決定や古環境復元に用いられる.写真にみられる12種のうち,4種は現在の海洋にも生息している.撮影は電子顕微鏡(SEM)で行った.

雲仙普賢岳の大規模火砕流により深江町立大野木場小学校、焼失。

私の研究対象としている19億年前の海洋堆積岩から抽出したケロジェンです。グレーのもやもやとしたケロジェンに、白い黄鉄鉱がちりばめられているのがきれいで、気に入っています。

熱水中(温度650℃・圧力15000気圧)で再結晶したかんらん石単結晶の表面。 流氷だと思おうと心持ち涼しくなります。

チベットの 地質巡検に参加し,海抜5020mの地点で撮影しました.山の頂上は海抜7191mで,上部は一年中氷雪に覆われています.空気が薄いため少し歩くだけでも息苦しく,また風が非常に強くて寒かったです.

地球が活動の代名詞でもある火山、昭和新山とカルデラ湖の洞爺湖の両方を一枚に収めた作品です。

高温高圧実験を主とする私たちの研究室では、しばしば兵庫のSPring-8やつくばのPFといった大型放射光施設に足を運び出張実験に勤しむ。苛烈な実験を乗り越えた先に待つのは、「深」天地開拓の栄誉か、はたまたデータの海への溺没か。SPring-8ビームラインBL35XUにおける実験作業風景を収めた一枚。

Na2O-3MoO3フラックスを用い,一週間かけて合成したネオジム-モナズ石(NdPO4)結晶の表面を微分干渉顕微鏡を用いて撮影しました. 色の違いは高さの違いを反映しており,写真のような成長丘が観察できます. (スケールバーは0.5 mm)

実習の,北上巡検を兼ねて撮影した,鵜の巣断崖の写真です. 5層に分かれたリアス式の断崖絶壁が特徴的です. 2014年10月30日に撮影.

夜遅くまで実験しているときに試料の形がたまたまハート形になったものです.サンプリングで疲れた心を癒し てくれました.また世界一硬いダイヤですが,百万気圧以上,三千度以上の条件で実験を行なうとこのようにダ イヤも割れます.ともに厳しい戦いをしたダイヤとともにをハートで癒されました.

構造地質学実習にて採取した岩石の薄片です.採取日:14/11/18 割山変成岩で微褶曲が発達しています.デボン紀より古いものです. 2015年1月6日に撮影.偏光顕微鏡:倍率10×4.

フランス南東部のDigne-les-Bains郊 外に露出するアンモナイト化石密集層.ジュラ紀初期Hettangian(およそ2億年前)の石灰岩で,アンモナイトの他,ベレムナイトやオウムガイも産出する.この壁のレプリカが釜石市(Digne-les-Bainsの姉妹都市)鉄の歴史館に展示されている.

浅間山のふもとに広がる鬼押出し溶岩。「浅間山に住む鬼が暴れて岩を押し出した」と伝えられるその姿は迫力満点。撮影したのは2015年6月6日、ごく小規模な噴火が起こる10日前でした。